小説紹介『一橋桐子(76)の犯罪日記』原田 ひ香著

BOOK

‘犯罪”が題名に含まれていますが、全く怖くないのがこの小説の良いところ。

犯罪を犯して、刑務所暮らしがしたいと思ってしまうくらいに、桐子の暮らしは非常に厳しいものがあります。

夫に先立たれた親友と二人暮らしをしていた頃は、とても楽しくて良かったのです。

月に一度の贅沢で高級ホテルのビュッフェへ行ったり、市が開催する「俳句の会」へ通ったり。

残念なことに、わすが3年で友達は亡くなってしまいます。

孤独と、経済的な苦しさのどん底から話は始まります。

経済的に苦しくても、出会いによって人は救われるし、その出会いを左右するのはその人の人となりなんだなぁと、しみじみ思いました。

elly

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F姉妹
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広島市在住の姉妹(あね(姉)とelly(妹))のブログです。身の回りのお気に入り、日々のくらしを紹介します。よろしくお願いします。
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